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2007年12月30日

フラットクラ・ピー(テクニック編)

<その他テクニック>

 ・・・3つほど紹介しますが、ただ巻きを極めた方が釣れますよ(笑)
(1)水中ほっとけメソッド
これはサスペンドまたはスローシンキングチューンされたフラットクラピーで使えるテクニックです。主にイワナやブラウンをサイトフィッシングで狙う時に使うテクニックです。ほんのちょっとシェイクして魚に興味をもたせてからしばらく止めておくという操作を行います。たまにやると効くテクニックですね。って言うか自分が飽きちゃうし餌釣りみたいだからたまにしかやらないテクニックです。

(2)シェイキング
これもサスペンドまたはスローシンキングチューンされたフラットクラピーで使えるテクニックです。魚の反応するレンジまで潜らせた後にひたすら小刻みにシェイクし続ける操作を行います。まだ実験段階ですが、爆釣経験ありのテクニックです。

(3)フォーリング
スローシンキングチューンされたフラットクラピーを使います。ややルアー着水音を大きくして、後はフォールさせるだけです。
(by eiichi)

  


2007年12月30日

Fクラ・ピー(クラ・ピーとの使い分け)

<クラピーとの使い分け>

(1)クラピーとのローテーション
動き・波動が違うので、誘い出す魚も違ってきます。クラピーで釣りやすい魚はフラットクラピーでは釣りづらいし、クラピーで釣りづらい魚はフラットクラピーで釣りやすいです。初めは交互に使いつつ、カラーの反応も見るためにいろいろなカラーを試していく。次第にどちらの方が反応良いというのが分かってくるので、この使い方がベストなのではないでしょうか。よく「どんな状況でフラットクラピーが効くの?」っていう質問を受けますが、1日の間でも状況は刻々と変化しているので非常に難しい質問です。「魚に聞いて下さい!」って言いたいところですが、それじゃ納得してもらえないですね。ただ一つ言えることはスプーン・クラピー・他のプラグでは釣りづらい状況でその真価が発揮されるということです。

ローテーション例を言うと、丁寧に釣りをするのならシャロークラピー→フラットクラピーSR→ミディアムクラピー→ディープクラピー→フラットクラピーMRといった感じで使います。またフラットクラピーMR・ミディアムクラピー・ディープクラピーを表層で使うことも当然行います。大会等で時間が限られている時や面倒くさい時(笑)は大雑把に探ります。それから明らかに魚がボトムだという時はディープクラピーから投げます。

(2)カラー
今のところテストしている感じではフラットクラピーしか釣れないとかクラピーしか釣れないといったカラーはなさそうです。カラーは共通して使えて、あくまでもアクションによる差で釣れる状況釣れない状況が発生するようです。
(by eiichi)

  


2007年12月30日

フラットクラ・ピー(応用編その2)

(4)チューニング

ノーマルセッティング(箱から出してそのままの状態)でも釣れます。だけど自分に合ったチューニングを施すことによって格段に使いやすくなり、また愛着も湧くことにもなります。是非あなたのフラットクラピーも手を加えて命を吹き込んであげて下さい。チューニングのコツはノーマルフラットクラピーの性格をよく理解することです。

①フック
オリジナルフックは掛かりがよくバレにくい設計になっていています。しかし欠点もあって、小型魚には特に問題ないのですが、ちょっとサイズの大きい魚が掛かると頼りないです。そこでお薦めするのが、スプリットリング2連結してスプーン用フックを付ける方法です。以前から紹介している方法ですね。私はプリズムデザイン社のプリズムフックを付けていますが、皆さんもお気に入りフックを付けて試してみて下さい。
 
②ウエイト
スローにリーリングできるようになればなるほど、プラグの浮力というものが非常に邪魔に感じるようになってくると思います。そこで行うのがウエイトチューニングです。

ウエイト調整にはいろいろ方法があります。オモリを貼ったり、リングやフックを大きくすることによって調整できます。0.1g違うだけで性格が変わってきます。皆さん独自の調整をしてみてください。スローシンキングまでウエイト調整してもしっかりアクションしてくれる設計なので、ウエイトチューニングの幅は広いです。私は基本的にスローフローティングかサスペンドになるよう調整しています。状況によってはスローシンキングにウエイト調整する場合もあります。

皆さんはなぜウエイトチューニングをするのかということを考えたことありますか?なんとなくみんながこんなふうにやっているからということでウエイトチューニングをやっていませんか?バランスが悪くなるから?ウエイトチューニングをやらないという人もいますよね。私のクラピー・フラットクラピーにはほとんどウエイトチューニングをしています。それはデッドスローに一定レンジを引く為だからです。フラットクラピーに関してウエイトチューニングしても全く問題なしです。応用編に手を出す人はそれなりにクランクベイトを引き倒している人達でしょうから、特に書かなくてもわかりますよね(笑)


③カラー
まだLCオリジナルカラーが少ないので、プラモデル感覚で好きな色に塗っちゃいましょう。イクラ・マットホワイトカラーあたりをベースにするとよいです。色は無限の可能性があるので楽しいです。私はよくホームセンターの塗料コーナーや自動車補修コーナーに行って塗料を買います。スプレー缶で結構良い色があるんですよね~。あとは水性塗料とかを調合したりして自分だけの色を作るのも面白いです。水性だと臭くないし(笑)塗装方法は皆さんおわかりですよね。知らない人の為に私の方法を・・・

・リップにマスキングテープでテーピングして色が付かないようにする。
・頭か尻のアイにヨウジを刺す。(持つところを作る)
・色を塗る。
・ダンボールのクッション穴を利用して、その穴にヨウジ部分を刺して乾燥させる。(大量に塗装させる時にダンボールは便利です。)
・傷に強くするため、クリアでコーティングする。
・乾燥させる。完了!

最近の私のお気に入りはイクラカラーにマットクリアを吹き掛け「マットイクラ」なるもの作っています。釣れますよ・・・(秘)
(by eiichi)

  


2007年12月30日

フラットクラ・ピー(応用編その1)

<応用編>

応用編は基本編がしっかりできてから実践して下さい。基本編だけでも十分釣れます。いきなり応用編をしようとすれば釣果は半減します。

(1)レンジの微調整
基本はロッド角度を3タイプ決めて、リーリングで潜らせることと記述しましたが、微妙なレンジ調整は基本ロッド角度外(ロッドティップの高さ)で微調整します。何度も言いますが、基本ができての微調整ですからね。「オイラはリーリングだけでレンジ調整できるもんね~」って言う人はそれでも問題ありません。

(2)スピードコントロール
特にサイトフィッシングでSRを使う時に使います。魚が興味を示しルアーの後方に付いたら、ちょっとの間スピード(デッドスロー)はそのままにします。そしてここで食わせたいと思うポイントの手前から徐々にリーリングスピードを上げると、魚はエサ?が逃げていくと思うのか急いでくわえようとしてくる時が多々あります。是非お試しを・・・。MRを使う特はあまりサイトフィッシン
グできませんが、頭の中でイメージしてスピードを変化させると効果的です。くどいようですが、基本のデッドスロー・一定速度・一定レンジ引きができてなければ効かないテクニックですからね。

(3)レンジ&スピードコントロール
レンジ調整が自在にできるようになると、例えばロッドを立てぎみにして水面直下を狙っているかのように周りの人達に思わせておきながら、じつは水面下50cmとかを狙うというテクニックもあります。SRもこれの応用で・・・もう言えない(笑)、応用編ですから考えてみて下さいね。これと言って釣果が上がるテクニックではありませんが、大会とかで周りの人達を惑わすテクニックだと思って下さい(笑)
(by eiichi)

  


2007年12月30日

フラットクラ・ピー(基本編その2)

(5)操作

基本操作は、今まで私が雑誌やHP上で紹介してきた管理釣り場クランクベイト操作方法です。追加項目やおさらいも兼ねて重要項目を書いていきます。

①着水後
すぐにリーリングしないで波紋が消えるまでルアーを浮かせておくことが大事です。でも釣り場が混んでいる時は邪魔になるからほどほどのタイミングでリーリングして下さいね。

②リーリング
な~んも考えずにゆっくりリーリングしても釣れますが、もっと釣果を求めるのなら・・・

・ルアーが動く最低限のスピードでリーリングする。
・ルアーが規則正しい動きをするようリーリングする。
・ルアーが一定のレンジを泳ぐスピードでリーリングする。

この3つの項目は、釣り場で見ていると結構できていない人が多い気がします。ただ巻きって簡単なようで結構難しいと思うんです。文字だけを読むと規則正しく美しくハンドルをまわせばいいように思ってしまいますが、それだけじゃダメなんですね~。どうしてだかわかりますか?
当たり前のことですが、釣り場では風・波・水流等ラインを弛ませたり引っ張ったりしてしまう力が作用してしまうからです。例えば風が吹いてきてラインが引っ張られる感じになったらリーリング速度を遅くしたり、風が止みそうになってラインが弛みそうになったらまた元の速度に戻したりします。リーリングはラインのテンションとウォブリングアクション等微妙な変化を指先に感じながら巻くのです。「う~ん、ムズカシイデスネ!」

その他の注意点はリーリング速度を早くしないことです。手元にブルブルとハッキリした動きが伝わっているのでは巻き方が早過ぎます。伝わるか伝わらないか位のリーリングがベストです。「なんか抵抗を感じるなぁ」って位です・・・超デッドスロー・・・イライラするくらい遅く・・・こんな表現でわかるかなぁ・・・スミマセン語意力なくて・・・(泣)

あれっ!?以前「プラッキング」ではデッドスローは応用編で解説してましたっけ?・・・今やデッドスローはクランクベイトの重要基本項目ですよ~。特にフラットクラピーは・・・


③レンジ合わせ
これも以前は応用編でした。今は基本として覚えてもらいたい重要項目です。

まずロッドティップの位置を決めます。私の場合は、なるべく表層を引きたければロッドティップは上の方へ、そんな上でもなく下でもないレンジを引く時はロッドティップを水平付近です。基本のロッドティップの高さ(ロッドを立てる角度)は自分なりに3タイプくらい決めておいた方が良いです。

ルアーを深く潜らせる為には早くリーリングします。早くリーリングをする時に重要なことは、ハンドルを何回転させたかを数える(覚えておく)ことです。スプーンのカウントダウンと同じ要領です。レンジ合わせは魚釣りで重要な作業の一つですからしっかり行って下さい。ハンドルを回しながら「い~ち、に~、さ~ん・・・」って数えればOKです。例えば早巻きでハンドルを5回転させたところで(ルアーを潜らせる)デッドスロー引きをしたら、釣れたりバイトがあったとします。そこで反応があったカウント5は釣れるレンジと仮定できますので、あとはそのレンジを中心に探るだけです。声に出して数えると周りの人達に迷惑が掛かるので心の中で数えて下さいね(笑)

「このクランクベイトはハンドル1回転で何センチ潜るの?」なんて難しいことは後回し!とりあえず数えて感覚を身につけることが大事です。どんなルアーでもそうですがあまり同じレンジ・同じリトリーブコースでルアーを引くのではなく、頻繁にリトリーブコースは変えた方が良いです。釣り場が混んでいて正面にしかルアーが引けないのならレンジを変えるようにして下さい。

以前クラピーを例に表層引き(シャロー→ミディアム→ディープのスピードコントロール)を紹介しましたが、フラットクラピーMRも表層引きはできます。しかしトップから水面下50cmは操作しづらいということから表層専門のフラットクラピーSRがあるのです。したがってSRとMRの使い分けはクラピーみたいなスピードコントロール的なものはあまり狙っていません。あくまでも狙うレンジに対する使い分けをお勧めします。


④カラーローテーション
以前から言っていることですが、重要なのは釣れても釣れなくてもローテーションすることです。私は明→暗→明→暗のカラーローテーションが多いですが、色は様々な組み合わせがあると思いますので自分が「これだー!」って思うローテーションがあればそれを行って下さい。その日のヒットカラーがわかったら、そのカラーを軸にローテーションすると効果的です。ただ気をつけなければならないのは、時間帯によってヒットカラーが変わってくる場合もあるということです。その対策の意味もあり「釣れても釣れなくてもローテーション」を薦めているのです。

誰もが迷うカラーチェンジのタイミングは・・・私もいつも迷ってます(笑)初めての釣り場では無難な市販カラーを3~10投でローテーションします。ヒットカラーが見つかってからは、自作カラーを投入しさらなるヒットカラーの調整を行います。

ここまでが基本です。以前から公開していた基本とあまり変わらないでしょ。それだけ基本が重要なんです・・・おわかりですよね。
(by eiichi)
  


2007年12月30日

フラットクラ・ピー(基本編その1)

<基本編>

(1)タイプ
フラットクラピーシリーズは3タイプ(SSR・SR・MR)あります。クラピーシリーズも3タイプ(シャロー・ミディアム・ディープ)あります。フラットクラピーはクラピーと比較すると動きが大きいです。リーリングを少し早めるとわかりやすいのですが、フラットクラピーの方がブルブルと明確に動きが伝わってきます。つまり左右への尻振りアクション(ウォブリング)が大きいのです。

(2)SR・MRの違い
SRは完全表層仕様です。水面直下から頑張って50cm位までのレンジを攻略するのに使います。レンジ攻略の幅が狭い分、その担当レンジはとても扱いやすく慣れればセンチ単位のレンジ攻略も可能です。MRはSRでは攻略できない下層(50cm~150cm位)を攻略するのに使います。動きはSR・MR共にウォブリング中心です。ちなみにSSRはウォブリングにローリ
ングが混じります。

(3)浮力
フック絡みを極力抑える為に純正フックを小さいものにしたこともありますが、テストしていたものより浮力が強いです。クラピーと同じくらいかな?クラピーと浮力があまりにも違い過ぎるとユーザーに戸惑いが生じるかもしれないということも考えました。ということでノーマルフラットクラピーは「万人向け」ということです。この辺のことは後ほど・・・

(4)タックル
①ロッド・リール
感覚は人によって違います。自分が一番信用しているロッドを使って下さい。しいて言うなら柔らかめのロッドの方がノセ易いと思います。リールはお好みのモノを使って下さい。

②ライン
リップの抵抗が大きくまたアクション重視の重心設定なのであまり飛びません。したがって飛距離を稼ぐためにもラインを細くして下さい。私の場合は場所や魚のサイズによって変えますが、1.5lb~3lbを使っています。魚のサイズが大きければ3lbで、その他は2lbが中心です。ナイロンかフロロかは迷うところですが、タックルバランスをよく考えた上で選べばよいと思います。
(by eiichi)
  


2007年12月30日

フラットクラピー(ラッキークラフト)

※このカテゴリーに関しましては、管釣りクランクのエキスパート、eiichi氏にご協力いただきました。この場をかりて、お礼を申し上げます。ありがとうございました。


フラットクラピーSR・MRを皆さんは使ってみましたか?買っただけでぜんぜん使ってないよっていう人いませんか?タックルボックスの肥やしにしちゃうなんてもったいないです・・・。しっかりクランクベイトを使っている人達はフラットクラピーを使ってみて、その能力に驚いているんじゃないでしょうか?トーナメントでも活躍し私を第4回トラウトキング選手権マイスターにしてくれたルアーのうちの1つです。周りからも「よく釣れる!」って報告してくれる人が多いので、私の思い込みだけでなく釣れるルアーと言えるでしょう。

しかし「ちょっと使い方がわからないので釣果がイマイチ」っていう人が多いのも事実。釣れている人は使い方がわかってきていると思いますので、今回はまだ結果の出ていない人のためにフラットクラピーSR・MRの使い方を公開すると同時に管釣りクランキングの基本をおさらいしようと思います。初めに言っておきたいことは、「とにかく基本が大事!」だということ。基本的なクランクベイトの操作方法を体に染みつけさえすれば・・・「今までのルアーでは釣れなかったあの鱒が釣れる・・・」 (by eiichi)