スプーニング(基本)
基本テクニック
<ステディリトリーブを心がけて>
スプーンの基本はとにかく「一定スピードで巻くこと」です。スプーン本来の動きを出し、それで食わすことを第一に考えます。
スプーンを一定速度で引くには、リールの回転を一定に保つことが重要です。最初は、ルアーを目で確認しながら、リールを巻く感覚を身に付けてください。
<リトリーブスピード>
次はスピードです。一般的に「スプーンの動く最低のスピード」が適正といわれますが、私はそれよりも若干速いスピードを好んで使います。
<泳層のキープ>
これも非常に重要です。しかし、物理的に完全に同じ泳層をキープすることはできませんし、それを確認する事もできません。ですから、できるだけキープするというイメージが大事です。
通常は、手前にくるほど、スプーンが浮き上がってしまうため、ロッドを手前にくるほど、下側に倒して最後の浮き上がりを制御します。
<カウントダウン>
文字通りスプーンを沈めてカウントする方法です。魚が目視できないエリアで魚の反応する泳層を見つけ出すのに必要なテクニックです。
自分なりに数字を数えるスピードを決め、着水と同時にカウントし始めます。
例えば、底まで10カウントだとすれば、そのカウントを大体3~4分割(例:カウント0、3、6、10(底))くらいして、上から(状況によっては下から)探ります。)
<スプーンのカラー>
基本的なカラーは、水質問わず赤金・イエロー・オリーブ・ブラック・ブラウンの5色です。
最近では、どの釣り場でも魚がスレ気味なため、エサ色(ブラウンやオリーブ)が外せなくなりました。これに、クリアに強いブルー、光量の少ない時の蛍光ピンク、オールラウンドなカラシ、独特の反射のアワビ(バッセル)が入ります。
<スプーンアクション>
基本では2種類紹介します。
1.ロッドの上げ下げ
これが一番の基本です。リドリーブ時に、ロッドティップを10cm程度上下させる方法です。バイトは大抵、ティップを上から下に下げた時にでる場合が多いです。ルアーはほんの少しキックバック状態になります。これがポイントです。
イメージはスプーンがお辞儀するくらいのスピード変化を付ける事です。特に活性があまり高くない状態で効果があります。
2.フリップ
活性の高い状況で使用します。リドリーブしてきたロッドを軽く煽って、10cm程度はアクション付けた時にスプーンが移動するようにします。程度はその時その時違いますが、魚をリアクションで誘うイメージでアクションを付けます。
関連記事