ルアー編(その1)

t-fuku

2008年11月05日 14:00

そしてルアー編です。

ルアーを選ぶのには、「管理釣り場の概要」「ターゲット」「水質」「狙う魚の優先順位」「”回遊魚”か”定置魚”か」「泳層」などの全ての項目を考慮に入れる必要がありますが、中でも、「狙う魚の優先順位」「泳層」が重要です。

まず、「狙う魚の優先順位」を考えますと、

①比較的釣り易い”興味の低下””危険性の認識”をしていない魚。フレッシュすなわち高活性な魚。

②釣るのに工夫が必要な”興味の低下”をしている魚。どちらかというと低活性な魚。

となりますが、

①の魚は、「アピール力のあるルアーで広く探る」、②の魚は「ルアーアクションを変えて興味を引く」という釣り方を考えます。

また、これに”泳層”というキーワードを絡めると、

ルアー選びには、

”ルアーアクション(アピールの仕方)””ルアーの飛距離””深度(ルアーが潜る深さ)””カラー”

を考慮する必要があるわけです。

<ルアーアクション(アピールの仕方>

こちらは簡単にいいますと、”ルアーの動き方”です。

ルアーの動きは、特に②のような魚を狙うには非常に重要となります。
”興味の低下”を招いている魚を食わすためには、”興味を引く”ことが必要です。

そのためには、ルアーの動きをいろいろ変えて”興味を示す”動きを探すことが、こういった魚を釣るために必要です。

ルアーの動きには、大きく分けて”ウォブリング(横揺れ)””ローリング(縦揺れ)”があり、多くのルアーは、これらの複合系でなりたっています。

私的には、”ウォブリング”が強いルアーほどアピール力に優れると考えています。もちろん、例外もあります。


<ルアーの飛距離>

これは簡単にいうと重さですね。後は形状(空気抵抗)です。

物理的に重いルアーの方が飛距離(遠くへ投げれる)がでますから、ポンドを広く探るという意味では重さは重要ですね。
但し、これも例外もあります。

<深度(ルアーが潜る深さ)>

魚の”泳層(反応する層)”を考えると、いくつかの深度を持つルアーが必要となります。

また、次回以降紹介する”スプーン”と”プラグ(クランク)”では、深度という考え方が違います。
それは、スプーンは重さと形状が深度に重要ですが、プラグの場合は重さよりも形状に全てがかかっています。

<カラー>

最後にカラーです。

カラーというと、よく同じルアーで”(スプーンの場合)10色とか20色とかあったほうがいい”なんてことを聞きますが、はじめからそれをする必要は私はないと考えます。

もちろん、資金が豊富なのであれば、それもひとつの手かもしれませんが、上記のように”ルアーの動き””飛距離””深度”を魚に合わせる手段を持つ、すなわちルアーの種類をたくさん持つほうが、カラーをたくさん持つことよりも重要と考えます。

従って、私としてはカラーの優先順位は低いです。

もちろん、状況によってはキモになることもありますから必要最低限数種類は持ちたいですね。

カラーの考え方は、

①のようなフレッシュ・高活性な魚には、ゴールドベースやシルバーベースなどの”光り物”
②のような低活性の魚には俗に言うエサ色の”ダーク系”

というのが基本ですが、これも一概にはいえません。
選択するカラーについては、”スプーン”と”プラグ(クランク)”のところで追記します。



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