2010シーズン振り返り(その3)

t-fuku

2010年10月15日 12:30

ということで、2010シーズンの振り返りもこれで最後にしたいと思います(笑)

最後は、「シングルバーブレスフックにおける安定したフッキング」についてです。

シングルバーブレスフックは、トルプルフックに比べてバラシが多い?と思われる方も多いと思いますが、
私自身の経験では、あまりそれを感じたことはありません。

むしろバラシ率が低いのでは?と考えている次第です。

そこで、、「シングルバーブレスフックにおける安定したフッキング」を図るために、今シーズン実践してきたことについて最後にふれてみたいと思います。

※以下は、あくまで私見です。

管釣りを経験されている方には、当たり前のこと?となるかもしれませんが、
シングルバーブレスでバラシを少なくするには・・・

【良いフックを選ぶ】
シングルバーブレスフックもすべて同じではありません。
バラシが多い理由のひとつには、良いフックに出会えていないから・・・かもしれません。

いろいろ試していますが、
・カルティバ シングル55バーブレス(S-55BLM)
・カルティバ シングル75バーブレス(S-75BLM)※S-55BLMのパワータイプです。

・がまかつ シングル60BL

が個人的にオススメです。


【タックルバランスを考える】
あまりハードすぎるタックルセッテングもバラシ対策という観点からは向かないと思います。

ロッド、ドラグ調整、メインライン、リーダーのいずれかで、クッションとなる部分を持った方がよいと考えます。

ただし、クッションがある過ぎるのも、フッキングが上手くいかない・取り込みまでに時間がかかるなど、バラシの原因となりますので注意が必要です。

ちなみに今の私のタックルバランスは、
ロッド:柔らかめ
ドラグ:手で強く引っ張ると、ドラグが出るくらいに設定
 (※但し、魚とのやりとりの最中にドラグセッティングを変えることもあります)
メインライン:PE
リーダー:フロロカーボン

となりますので、ロッド(クッション大)+ドラグ(クッション小)+PE(クッションほぼなし)+フロロリーダー(クッションほぼなし)となります。

<参考までに以前のタックルバランス>
今のタックルバランスに比べて以前のタックルバランスではバラシが多かった気がするのは、

ロッド:柔らかめ
ドラグ:手で強く引っ張ると、ドラグが出るくらいに設定
 (※但し、魚とのやりとりの最中にドラグセッティングを変えることもあります)
メインライン:ナイロン
リーダー:未使用

ということで、ロッド(クッション大)+ドラグ(クッション小)+ナイロン(クッション小)となり、
クッション性が少し強すぎたと推察しています。


【フッキングに関して】
シングルバーブレスでのバラシの原因となるひとつに、”きっちりフッキングできていない””掛かりが浅い”ということが考えられます。

ですので、魚のバイトがあり、ノったかな?と思ったら、その後確実にロッドであおり、フッキングさせることをきっちり行うと良いかと思います。


【魚とのやりとりの注意点】
ひとつは、当たり前ですが、”ラインテンションを保つこと”です。ラインが緩んでしまえば、バーブのないフックが外れてしまう可能性が高まります。

次に、やりとりの最中には、タックルバランスでもありました、ロッド、ドラグ、メインライン、リーダーのいずれかを使って、確実にクッションとなるポイントを作るということです。

一番バラシが多くなるのは、やりとりの際に、ロッド、ライン、リーダー、ルアーが一直線上になってしまうことです。この状態ですと、ドラグ以外にクッションとなる部分がないので、フックにすべて力が掛かってしまい、小さい魚の場合は口切れ、大きい魚の場合はフックが伸ばされる・折れるといった現象につながりかねません。

やりとりの際に、ロッドとラインにある程度角度をつけ、ロッドの弾性を利用しクッションをつくるのがやりやすいと思います。


【取り込み】
川は流れていますので、下流方向に居る、または走っている魚を無理に上流側のアングラーのところに寄せようとしても、ルアーフックには、ルアーの抵抗+魚の抵抗+流れの強い抵抗 が加わります。

ですから、どうしても取り込みたい魚の場合は、流れの抵抗をなるべく少なくするために、下流に危険個所がないのであれば、アングラー自ら下流に下って取り込む体勢を作る方が良いと考えます。



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